子供と鍼灸
カンムシと小児はり
関西では昔から子供の「カンムシ」へ小児はりが行われてきました。
「カンムシ」とは夜泣き、落ち着きがない、いらいらしている、キーキー言う、食欲不振、消化不良、下痢、便秘など、小児が起こす様々な症状を指します。
他にも、風邪、ぜんそく、じんましん、アトピー性皮膚炎などに小児はりは効果的です。
子供は大人と違い、脳も身体も急速な成長段階にあります。
日々の発達の中で起こるバランスのくずれが様々な症状となって表れます。
小児はりでは様々な道具(擦る刺激が中心)を使って行い、
皮膚への刺激を行うことで自律神経に働きかけ全身のバランスを整えます。
小学生、中学生にも鍼灸を
乳幼児のカンムシ症状のみでなく
小学生、中学生の、疲れやすい、肩が凝る、下痢便秘、仮性近視、アレルギー症状など
様々な症状について鍼灸はお役に立ちます。
私は小学生の頃から肩こりで、疲れやすく、すぐ熱を出していました。
ランドセルを背負って帰り道、「しんどいな・・・」と思っていたことを未だに覚えています。
あの時、鍼灸治療を受けていたら楽になれたのにな・・・と今になれば思います。
子供の頃から、もっと気楽に鍼灸治療を受けてもらえれば、
昔の私みたいな、ちょっと疲れやすい子供さんも軽い身体と心で毎日を過ごせるのではないでしょうか?
そんなふうになれば良いなと思います。
赤ちゃんの健康、子供の健康に、ぜひ小児はり・鍼灸治療をご活用下さい。
こんな症状に鍼灸は効くのかしら・・・?